もやブログ

もやもや病と診断された30歳女の日記

初めての脳神経外科

前回のお話は下からどうぞ

moya-blog.hatenablog.com

 

近所の脳神経外科クリニックを予約したわい

頭痛の発作が怖くなってきて早く診てもらいたい!と思ったら翌日の朝が空いていたので、仕事は急遽半休を取って行ってきました。

 

病院に着いて「予約したわいなんですけど〜」と言うなりすぐスタッフらしき人に「風邪引いてるんですよね…すみませんがこちらにいいですか?」と別室に通されました。ネットで予約したとき、咳とかの風邪症状と頭痛があると伝えてたので、コロナの可能性もあるから念のためとのこと。

PCR検査とかって受けました?」

あ、、、受けてない。

ただの風邪だろうと思って検査してなかったことをこの後すごく後悔した。

「申し訳ないけど検査して陰性が出てから診察になります。少しお待ちください。」

いなくなったスタッフが5分ほどして完全防備スタイルで再び現れた。

いや、さっきまで普通にしてたよね?

まあこのご時世仕方ないか。鼻水ズビズビの奴が検査もせずに病院に来て本当にすいません。と思いながら簡易的な検査キットで唾液を取って待つ。なんかトータル30分くらい待たされた。長い。事前に自分で検査していればこのロスタイムはなかったんだなと反省していると先生が登場。

「陰性でした。ひとまずMRIを撮って脳を見てから診察しますので、待合室でお待ちください。」

ここからは意外と早く呼ばれてMRIを撮って、すぐ診察室に行った。

 

頭痛の原因は何か脳に問題があるというわけではないと思います。多分これかな。」

分厚い医学書を見せてもらった。

【一次性咳嗽性頭痛】

要は咳をしたりいきんだりすると突発的に起こる激しい頭痛のことで、病気によって起こるものではないらしい。(よくある偏頭痛もこの一種。二次性のほうは脳腫瘍とか、くも膜下出血みたいに命の危険がある頭痛。)

私も事前にググってこれは知っていた。主に40代以上の男性に起こるって書いてあった気がする。まだ30代なりたての女なのに、なんかショックだな。

(また今度書くけど別の先生は違うことを言うよ!結局この激しい頭痛は数日後咳が治るにつれて起こらなくなった。)

 

「ただ、他に気になることがありまして。」

え?

「脳の血管が通常の人よりだいぶ細いんです。これが脳のこの部分なんですけど…」

MRIの画像と脳の模型を見せながらすごく丁寧に説明してくれる先生。

え?30年生きてきて衝撃の事実なんだが!!??!

 

「もやもや病ってご存知ですか?」

「んー…名前だけ聞いたことあります」

なんか徳永英明がなったやつだよね。それしか知らない。

 

「手足が痺れたり呂律が回らなくなったりすることないですか?」

「ないです。」

「子供の頃に熱いうどんをフーフーしたり笛を吹いたときに気を失ったことは?」

「ないです。」

え?何その質問?もやもや病ってどういう病気なの???え?

 

「ま、とりあえずちょっとこれは異常な状態なので、詳しく検査をしたほうがいいと思います。ただ当院では検査できる設備が揃っていないので、総合病院の〇〇先生に紹介状を書きますので行ってみてください。」

 

異常って言われたことにショックを受けつつMRIのデータと紹介状をもらって帰宅。紹介状には「脳神経外科部長 〇〇先生御侍史」ってなんか仰々しく書かれてる。

わざわざ部長が出てくるほどやばいの?それとも先生同士マブダチなの?ま、「経過観察ですね。」くらいの感じっしょ!と楽観的に考えていました。

総合病院を受診するまでは…。

 

怖い終わり方だけど続く